13時間の貸し切りの旅・・・

 熊本市内の施設より天草郡苓北町の施設まで130Kmの道のり3時間30分〜4時間程、休憩、昼食1時間、現地滞在時間4時間弱、帰路時間4時間、合計13時間の貸し切り(付き添い介助含む)ご利用者様に合わせたプランを立ていざ出発(お出かけ)しました。


ご要望としては、午前8時に出発、午後9時までに施設へ帰りたい、(滞在時間を長くしたいというご利用者様の思いがあられました)道中、休憩をはさみながら買い物(お土産品)や昼食をとり午後1時に到着、お友達やその当時の職員さん(大半が定年で入れ替わられていました)達と10年振りの再会をされました。
訪問した施設内では、Y様の訪所を聞きつけ続々と面会しに駈けつけられY様のお人柄が伺われました。



午後4時30分には名残を惜しんで帰路へ!

途中、食事休憩中にご利用者様より、サプライズのお手紙をいただきました。

愛タクシーさんへ

こんかいのながいたびにつきあってくれてありがとう
どうしてもいかなければいけないのです。
そこには、私のおさななじみがいるのです。
その人がいつなくなるかわからないのです。
今あっておかないといけないのです。
すこしこわかったでしょ。
○○えんにいるまえはここにいたのです。
今日はほんとうにありがとうございました。


この手紙を読み終えた後、携帯用会話補助装置で

『今回、愛さんがいたから行けたんです。ありがとう』と文面をそっと見せていただきました。
わたしもすかさず、キーボードで『こちらこそ、愛をご利用いただきありがとうございました』と自然に返事を返しました。
(1日の疲れもふきとびました!)

食事終了後、午後9時前には、ご利用者様を無事に施設までお送りする事ができました。
今回、長時間の移送の為、Y様には、助手席の回転式リフトアップシートに座って頂きました。(とても快適だった事を話されました)
疲れた時には横になって頂くつもりで念のために持って行ったフルリクライニング車いすも使用せずにすみました。

 何より私に対して思いがけない手紙を頂き、今回の長い旅への決意、また、感謝の言葉は、私にとって励みとなり、仕事冥利に尽きる1日となりました。
ご利用者様から信頼を持ってお任せしていただく事ができました。
これからも1つづつ業務を積み重ね利用者様からの信頼、信用を得ていきたいと思います。
これからも『お出かけサポート 福祉タクシー愛』を宜しくお願いいたします。

あなたも『福祉タクシー愛で一緒にお出かけしませんか?』